計測機器を信用し過ぎてはアカンで

画像業界の月刊誌、今月号は僕の読めるところがない。一瞥して書棚のコヤシです。でももったいないからブログネタくらいにはしておこうかと思います。

表紙は計測機器として身近なマイクロメータとノギス。会社の作業場の定盤まわりにもハイトゲージやキャリパ、表面温度計などと一緒に保管されています。旋盤やボール盤での加工仕事もありますから当然なのですが。

こういう計測機器の使い方は工業系の学校ならば当然教わるでしょう。けれど高校普通科から文系大学へ進んで中退した僕のような半端者はその使い方を独学で習得するしかありませんでした。検査会社に入社した頃にいろいろな計測装置の使い方を学んだわけですが、使い方を知るのは楽しかったです。

でも計測機器を信用し過ぎてはアカンで、と教えてくれたのは事業所長だったNさん。尊敬する上司でした。いわく、校正から原点調整、計測環境等、いろいろなしがらみをクリアさせてはじめて計測が成り立つのだと。

かっちりとした嵌め合いもミクロではガタがあるし、手指の温度で金属は伸長するのです。トースカンでワークに罫書きをしようとしたら定盤上の異物でつまづき、いらぬ傷をつけることだってあるのです(スミマセン、自らの体験です)。

計測機器が信用できないとなれば何を信用すれば信頼のおける計測ができるのか。

つまりは、人、なんですね。

おあとがよろしいようで…。



追伸/次号はJIS Z 2343-6(かつてクイズ形式で記事にした低温PT)の解説があるらしい。タノシミ

低温PTクイズはこちらでどうぞ →
http://niwatadumi.at.webry.info/201202/article_4.html
http://niwatadumi.at.webry.info/201202/article_5.html
http://niwatadumi.at.webry.info/201202/article_6.html





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この記事へのコメント

天使
2013年10月05日 17:33
懐かしい方の話題ですね。
久しぶりに「アカン」という言語に接しました。私は関西を離れ9年半経ちましたので、もはや「ダメです」の方がしっくりきます。たまに関西の方とお話しをする事がありますが、せっかく構築した関東共通語が関西標準語のためにわやになることがあります。校正するのに苦労致します。
大魔王
2013年10月05日 23:58
N所長は四角い顔のIさんと一緒に仙台に来た事があります。懐かしいですね。
昔,大阪のスナックでオネーチャンから関西弁講座を受けたことがあります。「イカンかぁ」と言ったら「イカンちゃうアカンやで」とご指導されたことを思い出しました。
「非破壊検査」の表紙写真は結構クオリティが高いかと思います。デザインとかレイアウトは別にして,物撮り写真としてはナカナカのものでしょう。
niwatadumi
2013年10月06日 21:22
お二方ともN所長をご存知でしたね。あの方はいろいろな意味でオトナでした。たぶんN所長がいなかったら今の僕はありません。同じように大魔王さんの現場がなかったら今の僕はなかったでしょう。同様に名古屋の所長がいたからこそ各務原で鉄骨超音波の経験を積むことができたのですね。ちなみにうちの奥さんは結婚前に各務原に来ました。ただし彼女が知ってるのはY所長だけです。何の話だったっけ、思考回路がワヤやで…。
あ、そうそう、表紙写真のクオリティ、確かに良いですね。この表紙は毎月タノシミにしています。
ホナさいなら。

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