フランジ締結ボルトの異種金属接触腐食(その1)

このブログでは幾度となく採りあげてきた金属の腐食事例、今回もとある現場で見つけた異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)をご報告。
といっても機器を開放したときにしか見られない部分(→ http://niwatadumi.at.webry.info/200808/article_15.html )ではなく、工業地帯のどこの工場でもおそらく普通に見られる腐食なので今更感は否めませんが…。

画像工場構内を縦横に走る配管のフランジによるつなぎ部、そのフランジ締結ボルト&ナットに写真のような腐食(錆び)がよく見られます。この写真ではアルマー加工したフランジに溶融亜鉛めっきボルトが使用されています。

「アルマー加工」とは溶融したアルミニウムに鉄鋼製品を浸漬して表面にアルミニウム層を作る溶融めっきのことです。「アルマー加工」がアルミめっきであるのに対し「溶融亜鉛めっき」は亜鉛なので「ジンカー」とでも称するのかと思いきやさにあらず。
異種金属を接触させ電解質溶液中に浸漬すると、イオン化傾向の大きい金属(卑な金属)と小さい金属(貴な金属)間に電位差が生じ電池が形成される、これを局部電池とか発見者名を取ってガルバニ電池とか言うわけですが、その電池の酸化還元反応を利用していることから「溶融亜鉛めっき」をGalvanizationと称するようです。

なお、ガルバニ電池の陽極反応による腐食を「ガルバニック腐食」と言い、これを利用した犠牲防食作用(ガルバニック・アクション)についてはかつて記事にしました(こちらからたどってね→ http://niwatadumi.at.webry.info/200809/article_2.html )。


(つづきはまた明日。出し惜しみじゃないんだけどね…)





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