隕石、衝撃波、ソニックブーム

「マッハGoGoGo」世代だからというわけでもなく、「ふたり鷹」よりも「ファントム無頼」の方を熱心に読んでいたからでもなく、ましてや超音波探傷の資格持ちのサガなどというわけでは決してありませんが、ロシアのチェリャビンスク隕石飛来の動画を見るにつけ「ソニックブーム」の壮絶さに鳥肌が立ちます。
その音源となった衝撃波により破損したガラスでケガなどされた方々にお見舞い申し上げます。

ニュースでもいろいろと解説されているように、ソニックブームというのは戦闘機やロケット、隕石や大気圏再突入した人工衛星などの超音速飛行により発生する衝撃波が可聴周波数にまで急速に減衰して聞こえる大音響のこと。決して爆発的に燃え上がったように見えるときに発生した音ではありません。

ちなみに爆発炎上ではなく、「燃え上がったように見える」のであって、実は超音速飛行体前面の空気が逃げ切れず圧縮され超高圧・超高熱となった結果、電離して発光(プラズマ)しているのです。したがって超音速飛行体と空気との摩擦熱によって高温になるのではありません。

なお、面白い画像を見つけました(「ソニックブームが見えた…ロケットが音速を超える際に放った美しい波紋(動画)」→ http://labaq.com/archives/51401315.html )。
「幻日」という大気光学現象(だいぶ前にクルマを運転中にケータイで撮った写真が見つからないので、詳しくはWikipediaでどうぞ→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BB%E6%97%A5 )とソニックブームが同時に撮影された珍しい動画です。空気中の氷晶の層が波打ち、屈折した太陽光が波紋状に見えていますよ。

自然現象って、色々な意味でスゴイ。


2013.2.28写真追加
画像「幻日」のケータイ写真が見つかりました。10年近く前の通勤車中からの写真。








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この記事へのコメント

天使
2013年02月21日 16:06
いつも秀逸な技術力で無理を叶え戴き有難うございます。マッハGoGo以外は知りませんが、流星号が光るのは摩擦熱のせいではなく、空気のプラズマ化とは知りませんでした。勉強になります。
niwatadumi
2013年02月21日 23:19
天使さん、ご安全に。
客先が消防立入で忙しく現場作業をさせてもらえないニッチな日々を、有効に働かせていただきありがとうございます。プラズマの代表(?)であるアークを使いお仕事をさせていただいております。またお願いします。

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