フライパンを回すとお好み焼きは逆回転

家内は湘南生まれの茨城育ちなので(というわけでもないのか)平気で夜に納豆を食します。テレビで「ナットウキナーゼ」をカジってきたのかもしれません。そうして今夜はフライパンでお好み焼きを焼いておりました。関西に暮らしたこともないはずなのに、晩御飯のおかずがお好み焼き…。まあ、夫婦と言えど過ごしてきた食生活も異なるので仕方ないと言えば仕方ないのですが、結婚して10年以上たった今でも、正直言えばちょっとばかり抵抗があるのです。
と、犬も食わない夫婦の間の不和(?)を書きたかったのではありません。一応、ブログ村のカテゴリー「科学」に参加している片鱗は示しておかないとイケマセン。で、問題はお好み焼きとフライパンの間の不和(?)です。

お好み焼きをフライパンで焼いているとき、焼いている面がある程度固まったかどうか確かめるべくフライパンを回すように揺すって確かめます(よね?)。もうひっくり返せるくらいに焼けていればお好み焼きはフライパンの上で滑るように回ってくれます。でも半焼けだと滑らない、それで焼け具合を確かめるのですが…。
さて、この確認動作の際に生じる現象があります。hiwa嬢が指摘してくれたのですが、「フライパンを回すように揺らすと、良い頃合いに焼けたお好み焼きは逆方向に回りだす」。
おお、慣性の法則に逆らっている…かのごとく、回るではありませんか。

引いた油で摩擦力は低下しているものの、フライパンの回転による遠心力でお好み焼きは外側へ移動しようとするのだけれど、フライパンの縁が高くなっているために押し戻される、と同時に縁に当たったときのブレーキが逆回転のモーメントを与える…のであるか。

油とお好み焼きの形状・重さの関係によるすべり摩擦、なのか。

浮いたお好み焼きがバウンドして発生する逆回転モーメントなのか。

いずれにしろ自分でよく解っていないのだから、5年生のムスメにうまく説明できようはずもなく、フライパンを跳ね上げて上手にお好み焼きをひっくり返してみせることで誤魔化す父なのでした…。

ちなみに、お好み焼き(単体)は大好きです。




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この記事へのコメント

フランジィ
2011年11月23日 07:42
私もお好み焼き大好きです。
我が家では最近はホットプレートを使うことが多くなりました。
鍋料理がわりに食卓の真ん中に置いて焼くのも楽しいですね。
その時は「回転」で焼き具合の確認はしません。が・・・・
ひっくり返す時には遠心力や合成ベクトルを考えてます(笑)
niwatadumi
2011年11月23日 22:14
フランジィ さん、こんばんは。
我が家にもホットプレートはあるし、カセットコンロもあります。でも食卓では使わないのです。理由は、室内が湿気でカビる、油蒸気で汚れる、というもの。掃除する方のご意見につき尊重しております。
で、食卓で使わない食卓用調理器具はキッチンのコヤシ状態。そっちは片付けないのか、とは突っ込む勇気がありません。
ニコニコ
2011年11月24日 23:13
こんばんは。
五年生のお嬢様がそんな指摘(疑問)を持つなんて…。私からしますと「凄い」です。羨ましいです。
niwatadumi
2011年11月25日 23:29
ニコニコ さん、こんばんは。
子供にはいろいろ教えられます。独身時代、子供ははっきり言って鬱陶しい、キライ、と思っていましたが、子育ての中でコペルニクス的転回(古い表現ですね…)をしました。
うちの「お嬢様」もニコニコさんのような前向きな理系女子になってくれると面白い(良い表現が見つかりません)のですが、まだまだ海のモノとも山のモノとも知れない小学生、今後も甘々で見守っていこうと思っている親馬鹿の父なのでした。
マツジョン
2011年11月28日 13:12
こんにちは.
 とても面白い現象ですね.あれこれ考えて,数日間楽しめました.
 フライパンの回転は公転,お好み焼きの回転は自転,というのがポイントだと思います.フライパンを時計回りで回すと,フライパンが12時の方向にいるとき,フライパンは全体に右方向に動いています.
 フライパンとお好み焼きの摩擦が小さいとすると,慣性のため,フライパンが動いても,お好み焼きはほとんど動きません.このため,お好み焼きは,6時の方向でフライパンと接触することになります.そして,6時の方向で,フライパンの縁から右方向の力を受けるので,反時計回りのモーメントを受けます.その結果,お好み焼きが反時計回りに回る.
…と,いうことかもしれません.
 この原理,「超音波モーター」に似ています.
http://lab.sdm.keio.ac.jp/maenolab/previoushp/Maeno/rsj2001_USM.pdf

 机に置いたガムテープの芯の中に缶詰など丸いものを入れて,ガムテープを回すと,同じような現象が見られて,面白いです.
niwatadumi
2011年11月29日 23:06
マツジョン さん、考察ありがとうございます。
机を揺さぶりながらガムテープで試してしまうところがマツジョンさんらしいですね。
超音波モーターの文献は後日気持ちが落ち着いたら精読するつもりです。
ふと思い出しましたが、血液検査や生物学などの研究室でたくさんの試験管を差し込んで攪拌する「ロータリーシェイカー(旋回振とう器)」、あそこで振られている試験管の中の液体も、きっと逆回転しているだろうと思うのです。資格試験が終わって、気が向いたら調べてみようかな。
マツジョン
2011年12月21日 22:21
こんにちは.
 このフライパンの件ですが,とても面白かったので,当方のブログ記事に(勝手に)使わさせて頂きました.ありがとうございます.
 私もお好み焼きで試してみたのですが,焦げ付かせてしまい,コゲコゲお好み焼きを食べることになりました(もちろん,晩ご飯のおかずとして…).
niwatadumi
2011年12月23日 21:25
マツジョン さん、こんばんは。
素晴らしい実験とレポート、ありがとうございました。
日常に転がっている科学をこねくり回すのは面白いですね。でも子育てはそれ以上に面白いかもしれません。

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