ねじ新著をGET

リンクさせていただいているブログ「機械技術教育の実践と研究」の管理人であるKADOTAさんの新著『暮らしを支える「ねじ」のひみつ』(→ http://blog.livedoor.jp/robotech/archives/51571225.html )を入手しました。
画像このところ僕が注目しているソフトバンク クリエイティブ社のサイエンス・アイ新書シリーズです。
このシリーズは写真や図表がたいへん美しく印刷されています。おそらく視覚に訴えるために上質な紙を使用したのでしょう。KADOTAさんの新著も見やすく美しい写真やイラスト・表が満載で、しかも読みやすい文章と相俟って気楽に読める「ねじ本」になっています。
4章立てのうちまだ2章までを読み終えただけですが、普通の人は普段ほとんど意識することがないと思われる「ねじ」のはたらき、歴史、そして種類を平易に説いてありました。
パラ見したところでは第4章「ねじをつくる」あたりが本書の見どころと感じました。工場でのねじ製造写真が満載で、ものづくりの現場見学をしているような気持ちになります。

仕事がらしょっちゅうねじ類を締めたり緩めたりしている僕ですが、特に「ねじ」について系統的に学習しようとした記憶はなく、知識はその場その場でのブツ切りでした。けれど本著のおかげでねじの基本知識を系統的に整理できるだろうと思っています。
この本は保全工場の詰所の書棚に置いておくのもいいかも知れません。読み物としても優れていますが、実用にも供することができるでしょう。

ただ、ひとつささやかな指摘事項が。
ねじのゆるみ止めのひとつとして紹介されているシールテープの写真に、プラント工事屋の目にはちょっと違和感を覚えるところが見られますね。この写真の方向でシールテープを巻くと失敗します。




「日本ブログ村」のランキングに参加中。下のバナーを一日一回ポチっとクリックして応援お願いします。
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

この記事へのコメント

天使
2009年06月20日 15:47
ある年代を境にJBLがスタジオモニターを作りだしてから、まともな音の出るスピーカーシステムが無くなってしまいました。まともな音で音楽を聴くためには、自分で作るのが最良です。そのためには「木ねじ」をたくさん使用します。「ねじ」とは他人のような気がしませんが、彼のことはほとんど何も知りません。蘇我駅前の本屋を覗いてみます。
2009年06月20日 21:08
こんにちは。ご紹介いただきありがとうございます。類書がほとんどないもので、この章立てがどうなのかは読者の方にどのように受け入れられるかで評価されるものと思っています。シールテープの巻き方は深く考えていませんでした。ねじの首下の方から巻いていくということでしょうか。
niwatadumi
2009年06月21日 00:36
天使さん、こんばんは。検査屋さんとしても、製造法を知ることで、ねじ、特にボルトの検査をする際どんなことに気をつけたらいいのかヒントをもらえるでしょう。スピーカーに使うねじは、特定周波数域での共振を考慮して木製のねじがあったらいいでしょうね。
niwatadumi
2009年06月21日 00:45
KADOTAさん、刊行おめでとうございます。僕にとっては有益な本です。規格の表も実用的なところが見やすく抜粋してあるので現場でもハンドブック的に使えそうです。歯車本もあるといいなあ…と、さりげなくリクエスト。
なお、シールテープは右ねじを締めつけ方向に回した時にテープをからめとるような向きで巻きつけます。つまり右手にねじの頭部を保持してテープを巻く場合、テープを持った左手は胸元からねじの下をくぐっり、向こう側からねじの上を通って戻ってくる方向です。
逆に巻くと、ねじを締めていく際にナットのめねじとの摩擦でシールテープがほどける方向に回すことになり、テープの密着性が損なわれるのです。僕はよく失敗して巻きなおしました。
天使
2009年06月21日 12:20
なるほど、ボルトの検査ですか、車軸の検査の発展につながることが期待できますね。
>特定周波数域での共振を考慮
オーディオマニアは非常に優秀で騙されやすいので、「音響ねじ」はすぐに商売になりそうですね。
KADOTA
2009年06月21日 12:47
こんにちは。シールテープの写真は増刷のときに修正できればと思います。(普通の読者は気づかないでしょうが。)オーディオのねじにこだわるかたは結構いるみたいで、特殊ねじを扱っている方からは形状だけでなく、電磁気的な問い合わせもあるというお話を聞きます。
niwatadumi
2009年06月21日 20:31
天使さん、KADOTAさん、こんばんは。
今日、東京駅構内で京葉線へ降りる手前の本屋さんを覗いたらこの本が1冊残っていました。昨日は3冊あったのです。これは増刷が期待できますね。天使さん、お買い上げ下さい。
KADOTAさん、写真はそのままでもいいように思います。ねじそのものと直接的関係はありませんものね。
悪魔
2009年06月22日 08:48
ねじって鋼製のやつが比較的締め味は好い気がします。ステンレスねじは締め具合が気持ち悪い。オーディオ用といえば焼鈍しをして使うと言った手法が一般的ですね。私はスピーカーの音が定まるまで延々とチューニングを続けるため,鬼目ナットを多用しないとすぐにねじが馬鹿になります。焼鈍し用に坩堝でも買おうかな。
niwatadumi
2009年06月22日 22:30
悪魔さん、こんばんは。
インサートナットはナットの一種であるため、おねじとの収まりに微妙なすきまがあるはずですね。音量にもよるのでしょうが振動の影響を受け、それがまた音質に影響を与えるのではないでしょうか。僕はスピーカユニットはバッフル板一体成型で、筐体はほぞ組みが理想だと思うのです。
でも、じゃあやってみろよとは言わないで下さいね。

この記事へのトラックバック