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ikegayaさんからいただいたコメントへのお返し記事です。 浸透探傷試験は、管理できる時間や温度以外はすべて検査員の経験や勘で進める作業です。それが良いか悪いかはともかく、少なくともISO時代にはマッチしていませんね。けれども操作がすべて手作業であるところからも、非破壊検査屋が技能者であり続けるための最後の牙城と言えないでしょうか。 超音波探傷は半分以上は装置まかせです。放射線透過試験もセットや現像に技は求められますが、他はキカイなしではできません。磁粉探傷も装置が半分。渦流探傷はプローブの引き手、ひずみ測定はゲージの貼り方あたりで技量が必要ですがやはりほとんどがキカイ頼みです。 ご指摘の通り浸透探傷には爆発・火災や溶剤中毒の危険が伴います。けれどそれを回避できるのも検査員の技のうちではないか、などと危険思想の持ち主である僕は思います。だから原発も否定はしないのです。 というわけで安全には細心の注意を払い、浸透液の染みたウェスはよく燃えるから現場では密閉できる専用のアルミケースにでも捨てる、なんてのは手順書でうたい、守らせないといけません。 低揮発性(高沸点)溶剤+灯油等の希釈剤(これは揮発しやすい)を溶媒とする浸透液は、ガソリンの臭いに抵抗がない僕にとって中毒の原因にはなりにくい。 洗浄(除去)液は有機溶剤中毒予防規則に該当するいろいろな化学物質が使われていますが、これは浸透探傷に限ったことではないですね。 僕は現像剤の方が酔っ払います。成分がアルコール類というせいもあるのでしょうか。ということは酒好きな人は現像剤スプレーにも強いのか?無機微粉末ではたいていの人はむせますが。 なので、現像剤スプレーを使う以上浸透液、除去液を水洗性に変えても中毒対策としては効果が薄いのではないかと思うのです。換気こそすべて、という感じです。 安全第一ではありますが、それを理由に検出能を下げるのはサービスの低下のような気がします。 水洗性浸透液の検出能は溶剤除去性と大差ないという意見もあり、今後この意見が業界標準になってゆくとは僕も思うのですが、僕がA社の材料で確かめた限りでは溶剤除去性に分があるように感じています。浸透性が勝るのではないかと考えていますが。でもメーカーは高価な水洗性の方を営業してくるでしょうね。 また、浸透液の除去が困難とのことですが、空拭きはしっかりやっているのでしょうか。浸透時間をきっちり取れば溶接ビードをごしごしやっても溶接割れは検出できます。機械加工面であればむしろ除去液不要な場合の方が多いでしょう。納期に追われてすぐに除去液を使うことの方が水洗性に変えることよりも僕にはコワイです。そして現像は濃すぎませんか?現像膜厚さ測定にはこんな方法(→ http://niwatadumi.at.webry.info/200702/article_9.html )もあります。これは管理できる技量です。 さて、記事を打ち始めてもう1時間になりかけています。1時間以内、と決めているのでそろそろ切り上げます。ブログ記事のために特別に取材や資料集めをしないので僕の思うところのみのコメントバックになり恐縮です。 今読み返してみましたが、やはり危険思想でしょうね…。 下のバナーをひとつクリックすると「日本ブログ村」へジャンプし,同時にランキング投票となりますので,ポチっと応援お願いします。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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コメントありがとうございます |
ikegaya 2008/06/18 22:11 |
ikegaya様、杜の都の暮らしはいかがでしょうか。 |
yama 2008/06/18 22:39 |
ikegayaさん、yamaさん、貴重な情報をありがとうございます。こうした技術情報の交換こそ僕がこのブログをとおして検査仲間、とくに現場で汗を流している検査屋さんに伝えたかったことなのです。 |
niwatadumi 2008/06/18 23:40 |
いろいろコメントありがとうございます。 |
ikegaya 2008/06/19 00:11 |
大変勉強になりました。 |
天使 2008/06/19 18:28 |
私も、溶接部の試験片で水洗性染色浸透探傷試験と溶剤除去性浸透探傷試験の比較をしたことがあります。 |
SUBAL URL 2008/06/19 20:04 |
ikegayaさん、天使さん、SUBALさん、有益なコメントを寄せていただきありがとうございます。 |
niwatadumi 2008/06/19 23:31 |
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