袖ヶ浦在住非破壊検査屋
RTレベル3の2次試験予想「不」出題問題 その2
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作成日時 : 2008/04/22 22:19
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非破壊検査協会のRTレベル3の2次試験に向け、同協会発行の「放射線透過試験問題集1999」で、一応、勉強しています。例により、また行き詰ってしまいました。
こんな問題です。
(練習問題2.10.3抄出)
屋外にて370GBqのIr192(半減期75日)で写真撮影する。条件は
(1)被写体厚さ20mmの鋼板突合せ溶接部
(2)1GBqのIr192から1mの位置での線量当量率は0.135mSv/h
(3)FFD=1m
(4)空気による吸収なし
(5)半価層10mm
@透過写真の母材部濃度が2.0になるために必要な露出時間(分)は?
ただし、透過線量当量5mSvで濃度2.0になる。
A計画被ばく線量1mSv以下として管理する場合、最大撮影枚数は?
ただし、操作盤は線源から20mで、遮蔽はなし。
B上記Aで、30mm鋼板で遮蔽した場合の撮影枚数は?
C上記Bの枚数を1週間で撮影する場合の管理区域境界を、線源中心の円とするとその半径は?(m未満(問題文では「以下」と表記されてますが)の端数は切り上げ)
Da.この作業ののち37.5日経過後のこの線源の放射能(GBq)は?
b.線源から1mの距離における線量当量率(mSv/h)は?
解答
@370GBq×0.135mSv/60min/GBq.m×((1/2)^(20mm/10mm))×?min=5mSv
?=24(min)
うん、このあたりは大丈夫。
A370GBq×0.135mSv/60min/GBq.m×((1m/20m)^2)×24min×?枚=5mSv
?=20枚
ところが問題集の解答ページをみると答えは80枚。僕の計算よりたくさん(4倍も)撮影できる=被曝が許される、ということは…
ははぁ、照射方向真正面で仕事をしているという無茶で非現実的な想定なんですね(それは自分に向けてミサイルの発射ボタンを押すようなものです)。
つまり、問題文で遮蔽なしと言いながら被写体である厚さ20mmの鋼板を透過させるわけだ…で、×((1/2)^(20mm/10mm))と1/4に減弱させると撮影可能数は4倍。ふーん、そうなんだ(としか考えつきません)…。
Bさらに30mm鋼板を「ついたて」にするので、×((1/2)^(20mm/10mm))の代わりに×((1/2)^(20+30mm/10mm))で1/32に減弱、先程の1/4のさらに1/8ですね。そうしたら80枚の8倍で640枚…。
おいおい、1日でそんなに撮れるかよ。
考えてみれば80枚だって相当な覚悟が要る仕事です。というか照射時間24分×80枚で32時間になっちゃうじゃん!覚悟以前の話ですね。
いくら机上計算問題といっても無理がありそうです。と言いながらまた解答ページを見ると。
答え、160枚。
いつの間にか20枚の8倍になってませんか?
もはや滅茶苦茶です。空いた口がさらに開きそうです。
C、Dは別問題なのでいいのですが、昨夜からこの1問のために悩み今日の休憩時間も考え続け、恥を忍んで先程
kid師匠(別名「天使」さん)に電話で教えを乞いました
。結果、教えていただいたことは、
問題集の解答を信じないこと。自分を信じること。
OK、それなら5月の試験、満点合格だ。
なお、次の2.10.4の問題にも一言。ガンマ線の減弱図が付いていますが、鋼5cmに対するIr192の透過率は10^(-0.97)ほどと読むのが普通の人でしょう。でも解答から引っ張るとグラフは10^(-1)で読まないといけなくなります。マッタク困りましたね。
実は1989年版に同じ問題が載っていました。こちらの図はちゃんと鋼5cmに対し透過率10^(-1)に曲線が来ています。図の転記ミスなんでしょう。
来年あたり、改訂新版が出る時期かと思います。できればこの辺の直しを検討して欲しいところです。「管理区域」の定義も変わってますしね。
参考書なんてものは厳密性と簡潔性を秤にかけるものだと僕は考えています。残念ながら協会の問題集はどちらも不足しているようです。もちろん、頼り過ぎる方が悪い、という意見は可能ですけどね。4900円の価値はないでしょう。
試験勉強を放り投げてこんな長い記事を書いているとは…。自分ながら呆れます。でもいつもこんな感じで勉強するからはかどらない。時間が不足と以前書いたのはこういうわけなんです。
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