袖ヶ浦在住非破壊検査屋

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help リーダーに追加 RSS ウルトラマンと非破壊検査

<<   作成日時 : 2008/03/12 00:05   >>

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先ほどビートたけしさんのテレビ番組でPET(Positron Emission Tomography/陽電子放射断層撮影法)診断装置が出ていました。医療用透視技術です。X線CT(Computerized Tomography/断層撮影法) は工業検査でも使われているようで、非破壊検査協会のレベルV用テキストに撮影画像が載ってはいます。でも乾電池とかはんだ付けの気泡とか研究室レベルの例ばかり。CTもPETも今日これから書こうとするMRIも、装置は大きいし初期投資が巨額につき僕らが現場でホイホイ撮影できるような品物にはまだまだ使えません。加えて安全面の問題もあり、モノの内部検査は超音波のほうが主導権を握りつつあります…。

さて、MRI(Magnetic Resonance Imaging)とはNMR(Nuclear Magnetic Resonance/核磁気共鳴)の原理を利用して、脳内部組織など骨に囲まれた場所を画像化する医療診断装置です。日本語では核磁気共鳴画像法と言います。
超電導磁石などを使って与えた強い磁場(傾斜磁場)の下、X線もその仲間であるところの「電磁波」を照射します。すると人体でいえば水素、炭素、リンなどの原子核はびっくりして飛び上がるのですが、電磁波照射をやめるとホッと一息つきます。この一息がこれまた電磁波。しかもびっくりさせた電磁波と同じ周波数です。ピッチャーにミットも持たせればあたかも超音波試験の一探触子法。(大雑把な解説なので知りたい人は自分で調べましょう)。
X線CTにしろPETにしろ、また非破壊試験としての放射線撮影にしろ、いずれも電磁波を放射したら向かい合った反対側でフィルムなどキャッチャー役が必要です。ところが核磁気共鳴では壁キャッチボールが可能になるのです。

僕も大好きだったウルトラマンの放送から40年、彼が使っていた透視能力をようやく人類も実用できるようになったのですね。非破壊検査屋がウルトラマンになる日も近い…かな…(これが言いたくて長々と解説文を書いてしまいました)。

あ、なお核磁気共鳴の原理はウルトラマンより以前に発見されていましたから、円谷プロは意外とそこから能力を創造したのかも。




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コメント(2件)

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こんばんは。遅くなりましたがまずは退院おめでとうございます。
>装置は大きいし初期投資が巨額につき僕らが現場でホイホイ撮影できるような品物にはまだまだ使えません。
これができればありがたい、と思っている製造業の方は多いでしょうね。鋳物のス(内部の気泡)の探査とか。。。
ところでPETといえば、PET検診と観光を組み合わせた韓国ツアーがあるそうです。
http://allabout.co.jp/travel/travelkorea/closeup/CU20040523A/index.htm
個人的にはあまりPETにはお世話にはなりたくありませんけど、観光との組み合わせならいいかもしれないですね。
kunihiko_ouchi
URL
2008/03/12 22:10
kunihiko_ouchiさん、ありがとうございます。そちらこそ体調は戻りましたか?放射線でいろいろなウィルスがやっつけられるようになるといいですね。
PETも検診と同時に発見した患部を治療してくれたらいいのですが。
niwatadumi
2008/03/12 23:21

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